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私は幼少期より人の顔色を伺って生きてきました。「どうしたら人に嫌われないか」「どうしたら自分を受け入れてくれるか」それが行動の中心でした。そんな中でいじめ等様々な人間関係の不合理に会い、結果20代でメンタル疾患にかかり、以降様々な心身症状に見舞われました。

その挙句、薬の量ばかりが増えてゆき、一時期1日の最大服用量が約30錠の時もありました。

やがて父との死別、10年連れ添った妻との離別や、商売相手や友人と思っていた人達の裏切り等様々な悲しいことを経験し、自分はこの世の中に必要とされていない、何の為に生きているのか解らないと感じる時期を過ごしました。

存在を認めてもらいたいがために他人、身を置いている環境、外的評価に合わせた生き方、それを繰り返していく中でそれが世界の常識と思っていました。そしてそれに中々及ばない自分に益々価値を見出せずにいました。そしてまた世界に合わせようとする悪循環が続きました。

しかしあることをきっかけに、その原因の多くは「自分を愛していないから」だと気づき、そして体や食事の傾向(偏り)、クセにより心身の調子も崩れてしまうということ、行動パターンにより自分を取り巻く人や環境も違うということ、思考パターンにより目の前の世界の見え方が違ってくること、これらの習慣さえ変われば自分の存在自体が変わってくることに気づき、今度こそ自分を労わって自分らしく生きたいと心から願い、決意し、今迄の「他人にハンドルを預ける生き方」から「自分でハンドルを操る生き方」に徐々にスイッチしていきました。

 

その時から今迄見ていた世界が180度認識が変わり、険しくとも希望に溢れた素晴らしい景色になりました。同時に世の中や社会の仕組の勉強をやり直したらむしろ気を楽にして生きていけるようになりました。

 私はまだ辿り着きたい場所への道半ばにいますが、本意でない状況下におられながらも、本当に自分がなりたかった姿や本来の自分を少しずつでも取り戻したいと思われる方の道しるべになれたら幸いと存じます。


運営ブログ:

孤高の野良猫、陽だまりの道をゆく 

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(私の向精神薬減・断薬体験を含め、この会社を興した元となる体験記です)

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